ケータリングの見積もりは、料理代以外に何がかかりますか

「料理が1人いくらで、参加者が何名」。そのかけ算で出た金額は、会全体の総額とは限りません。料理代に何が含まれるかは依頼先やプランによって違い、食器やグラス、飲み物、サービススタッフ、運搬や機材の費用が別になることがあるからです。
すべてが追加になるわけではなく、お願いしたいことによって必要な手配が変わります。総額をつかむには、料理の金額と並べて、当日どこまでお願いしたいかを書き出してみるのが近道です。

食器やグラスを替えたいとき
紙皿や使い捨てのカップが付いたプランでも、陶器のお皿やガラスのグラスに替えると、食器のレンタル料がかかることがあります。会場まで届ける費用や、使い終わった食器を回収する費用が別になる場合もあります。
会場に食器があるなら、「会場の食器を使えますか」と聞いてみてください。使える種類と数が分かれば、何を追加で用意すればよいかを依頼先と相談しやすくなります。
飲み物をどうするか
飲み物は、料理とは別のプランになっていることがあります。自分たちで用意する場合も、グラスや氷をどうするか、当日は誰が注ぐかを考えておくと、お願いしたい範囲が見えてきます。
当日のサービスをお願いしたいとき
料理を取り分ける、飲み物を注ぐ、空いたお皿やグラスを下げる。こうした仕事を任せたい場合は、サービススタッフの手配が必要になり、その費用がかかることがあります。見積もりを受け取ったら、どの仕事が何時間分含まれているかを見ておくと、ほかの見積もりとも比べやすくなります。
会場へ運ぶもの、会場で使うもの
料理や食器、機材を会場へ運ぶ費用や、搬入・搬出の費用がかかることがあります。会場までの距離や荷物の量で変わり、駐車場代が別になる場合もあります。料理の出し方や会場の設備によっては、調理・保温の機材や、その設営も必要です。
どの機材が必要かまで、担当の方が判断しなくて構いません。会場の場所と、キッチンや電源が使えるか、車を停める場所があるかなど、分かっている範囲を伝えてください。まだ分からないことは「分からない」と添えれば、何を確かめればよいかも含めて相談できます。
予算は「何を含めた金額か」まで伝える
予算の金額だけを伝えると、依頼先はそれが料理だけの額なのか、飲み物やサービスまで含めた額なのかを判断できません。予算を伝えるときは、次の三つを添えてみてください。
- 1人あたりの金額か、会全体の総額か。
- 税込みか、税抜きか。
- 料理のほかに、何を含めたいか。
たとえば、「予算は税込みの総額で〇万円ほどを考えています。人数は〇名前後の見込みです。料理と陶器の食器、当日の取り分けと片付けまでお願いしたいです。飲み物を社内で用意するかは、まだ決めていません。どこまで含められるか教えてください」という聞き方です。決まっていないことを決まっていないと伝えておけば、依頼先も、どの項目を仮に置いて見積もればよいかが分かります。見積もりが届いたら、料理の単価だけでなく、お願いしたいことがどこまで含まれ、何が別になっているかを見てみてください。
必要な項目を決めるときに、私が見ていること
食器やスタッフ、機材のうち何が必要になるかは、会の過ごし方で変わります。料理をゆっくり楽しむ会なのか、挨拶や歓談が中心の会なのかで、料理の出し方も、食器やスタッフに必要な手配も違ってくるからです。そこに会場にあるものと、担当の方ご自身が当日どこまで動かれるか、たとえば飲み物は社内の方が注ぐのか、片付けまで任せたいのかを重ねて、どの項目が必要になるかを一緒に考えます。
シェフ小清水が手がけるHKG(Hiromi Koshimizu Gastronomie)では、会場にあるものと、こちらでご用意するものを確認し、料理・飲み物・食器・サービススタッフなどの費用を、項目ごとにお伝えしています。
法人ケータリングのページでは、人数や料理、食器、サービススタッフなどを選びながら、総額の目安をご覧いただけます。
(お問い合わせを送信する前に、金額をご確認いただけます。)
内容やご予算が合いそうでしたら、選んだ内容からそのままご相談ください。飲み物をどうするか、どの機材が要るかなど、決めきれていないことはそのまま書き添えていただければと思います。ご希望と会場の条件を伺い、お引き受けできる内容と必要な費用を整理して、正式なお見積もりをご案内します。
あわせて読む:ケータリング業者は、どう選べばいいですか
文:小清水寛美|Hiromi Koshimizu Gastronomie