ケータリング業者は、どう選べばいいですか

初めて会食のケータリングを任されると、候補の会社はすぐに見つかっても、写真や料金の表示だけでは何を基準に選べばよいか迷います。選びやすくなるのは、候補を比べ始める前に、分かっている条件と相談したいことを書き出して、その同じ前提を各社に伝えたときです。同じ問いへの返事であれば、会社ごとの違いが見えてきます。
連絡する前に、書き出しておくとよいこと
書き出しておくとよいのは、次の五つです。すべてが決まっている必要はなく、決まっていないことは「未定」と書いておけば十分です。
- 何のための会か(どなたをお迎えし、どう過ごしてほしいか)
- 開催希望日、おおよその人数と会場(日にちが未定なら、候補日や時期で構いません)
- 料理の出し方の希望(着席か立食か。決めかねていれば、依頼先と相談して決められます)
- 当日、社内の方がどこまで動けそうか(立ち会える人数、会場とのやりとりを誰がするか)
- 予算と、その金額に含めたい範囲
このうち、各社の提案をいちばん左右するのは会の目的です。取引先をおもてなしする会と社内の慰労の会では、同じ人数でも料理の出し方や必要な手配が変わります。

各社に、同じ内容で相談する
書き出せたら、候補の会社に同じ内容で問い合わせます。問い合わせフォームの形が違っても、自由に書ける欄に同じ文面を入れれば前提はそろいます。たとえば、次のような聞き方です。
「〇月〇日に、取引先の方を中心に〇名ほどをお招きする会を考えています。日頃のお礼として、落ち着いて話せる会にしたいと思っています。会場は〇〇で、当日は社内から〇名が立ち会います。
お願いしたいのは、料理と飲み物です。立食か着席かはまだ決めていないので、会に合う出し方もご提案ください。予算は料理と飲み物を含めて、税込みで〇万円ほどです。
あわせて、次の三つを教えてください。お見積もりに含まれるものと、別になるもの。当日、料理やサービスの進め方を判断し、こちらと連絡を取ってくださる方。こちらがいつまでに何を決めればよいか。」
予算が未定なら、その一文は「予算は社内で確認中です」で構いません。会社ごとに伝える内容が違うと、返ってきた金額や提案の差が、会社の違いなのか、伝えた条件の違いなのかが分からなくなります。未定のことも、各社に同じように未定と伝えておくと比べやすくなります。
返事で見ておきたいこと
返事が早いことや言葉が丁寧なことは、安心材料の一つです。ただ、それだけでは当日どう動いてくれるかまでは分かりません。見ておきたいことの一つは、何が含まれて何が別になるかが書かれているかです。伝えた会の目的に沿って、料理の出し方をどう提案しているかも見ておくと、提案の違いが分かります。
金額は、含まれる範囲をそろえてから比べます。含まれていない項目がある会社には、それを加えた金額を聞いてみると、同じ条件で比べられます。
料理やサービスの判断と連絡を誰が担うかも、聞いておきたい点です。相談の窓口と当日の責任者が同じ方か、別の方ならどう引き継がれるのかが分かると、当日の連絡で迷わずに済みます。未定のことの扱い方にも、その会社の進め方が表れます。仮の条件を置いて見積もったか、いつまでに何を決めればよいかを示しているかに注目してください。
HKGで、ご相談のときにお伝えすること
HKG(Hiromi Koshimizu Gastronomie)は、シェフ小清水が手がけるケータリングです。料理・飲み物・食器・サービススタッフなどの費用は、項目ごとにお伝えしています。
ご相談は私が伺い、料理と出し方を考え、当日の判断にも関わります。たとえば挨拶が予定より長くなったとき、温かい料理をお出しする時間を後ろへずらすかどうかは、その場で決める必要があります。その拠りどころとして、最初に会の目的と進め方を伺っています。
決まっていないことは、何から決めればよいかを一緒に整理します。そのうえで、お引き受けできる内容と必要な費用をご案内します。
法人ケータリングのページでは、人数や料理などを選んで総額の目安をご確認いただけます。(お問い合わせを送信する前に、金額をご確認いただけます。)内容やご予算が合いそうでしたら、会の目的と、まだ決めかねていることを添えてご相談ください。
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文:小清水寛美|Hiromi Koshimizu Gastronomie