ピンチョスや小さな器の前菜が並ぶレセプションの料理台

コラム 2026.11.02

挨拶やプレゼンのある懇親会では、料理はいつ出せばよいですか

乾杯のあとに主催者のご挨拶があり、その後は歓談。こうした立食の会では、乾杯と同時に料理をご案内すると、ゲストが料理台に並んだところでご挨拶が始まってしまうことがあります。

乾杯のすぐあとに、皆さまに聞いていただきたいお話があるなら、飲み物は乾杯に間に合うように整え、お料理のご案内はご挨拶のあとに。司会の方の「どうぞお料理をお楽しみください」というひと言で、ゲストも迷わず料理台へ向かえます。

温かい料理は、ゲストが取りに行ける時間から逆算します

たとえば、乾杯が18時、ご挨拶が10分ほど続く会を考えてみます。温かい料理を18時に並べると、いちばん召し上がっていただきたい時間が、ご挨拶と重なります。

私なら、最初に手に取りやすい前菜を整えておき、温かい料理は歓談が始まる頃に仕上げます。反対に、乾杯の直後から自由にお話しいただく会なら、最初の方が料理台にいらしたときから、すぐに選べるように準備します。同じ18時の乾杯でも、そのあとの10分をどう過ごすかで、厨房の段取りは変わります。

乾杯のあと、最初のひと皿をいつ出すかご挨拶が続く会お話が結び、歓談に移る頃に温かい料理を。すぐに歓談に入る会乾杯のあと、そのまま選べるように前菜を。

進行表は、確定前のものでも役に立ちます

以前、東京都港区で、80名規模の投資家向けレセプションを担当しました。会の中心はプレゼンテーションです。ゲストにお話を聞いていただく時間と、席を離れて交流していただく時間に合わせて、どの料理をいつ出し、どこで配膳の手を止めるかを、事前に決めました。

主催者の方から最初にいただきたいのは、分刻みの進行表よりも、「このご挨拶だけは、皆さまにゆっくり聞いていただきたい」というご意向です。歓談に移る合図をどなたが出すかまで共有できると、お話が少し延びたときにも、その合図に合わせて料理をお出しできます。

ご相談の際は、「乾杯のあとに代表の挨拶があり、そのあとは自由に食事と会話を楽しんでほしい」といった一文で十分です。そこから、最初のひと皿をどのタイミングで召し上がっていただくか、ご一緒に考えます。

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